こんにちは。映画の会のおかげで 映画を観ることがより
楽しくなったジャスミンKYOKOです!
さあ、今月の映画の会は、「映画に出てきた食べ物」を持ち寄る企画。
何にしよう。候補はいくつかあるが それをどうやって用意するか。
悩みます!(幸せな悩み♪)。
さて、この前の映画の会で、Uさんが『トゥルーロマンス』がダメだったと
一言言ったら 女子チームから集中砲火!(笑)
「えーあれ、面白いじゃないですかー」
「クリスチャン・スレーターかわいいのに」
「ホッパー父さんが口を割らないのが素敵」
『トゥルーロマンス』はロードムービー。
ロードムービーのキホンはだいたいおバカなことをした主人公が
警察やマフィアなどから逃げ回る逃避行。
Uさんは「何でバカなことをするんだ」「ちゃんと働け!」(笑)
「お父さんがかわいそうじゃないか」と感じるらしい(笑)。
そんなUさんが ドラッグやってなくても吐きまくりそうな映画、
それが『トレインスポッティング』です!!(笑)
↑このどうしようもない若者たちの二十年後を、20年経ったそのままの
キャストで描かれるのが おととい観に行った『T2 トレインスポッティング2』。
キャナルがやっと19時台になったのでレディースデーに観に行ったのだ♪
もうすぐ上映終わりそうな日なのに 多かったなあ!
ほとんど女子!。レディースデーというのもあるかもしれないが、
この作品の続編を待ちわびたアラフォー以上の女子たちという顔ぶれ。
わたくしKYOKOは 例の、「オシャレな部屋にするためのアイテム」として
ポストカードは持っていたが(笑)、ずっと見てなかった。
最近、夜中にTVであったので 2を観に行くために1を観た。
エディンバラに住む、ドラッグに溺れ切った若者たちの日常。
ドラッグ、セックス、音楽。
ヤクを手に入れるために盗みを繰り返し、雇用保険をもらうために
就職活動をしては わざと面接に落ちるために悪態ついたり。
アメリカ映画だとここまでジャンキーをスタイリッシュに描けない気がするけど、
イギリスの、レンガの街と、古い家具や壁がマッチしてて
しかも何のメッセージ性もないところが楽しく見れる(笑)
骨の髄までドラッグに浸かった若者たちの話なのに なぜか元気がでる(笑)。
↑1作目。ユアン(中央)、若い!!
↑20年後(笑)みんな 素敵に年齢を重ねてる♪
このイギリスらしい、空が落ちてくるような、
雲の位置が低く見えるどんより空がいい。
前作で仲間たちを裏切って大金を持ち逃げしたマーク(ユアン・マクレガー)が
オランダで生活してるとこから始まる。
映画を観ながら、
「さすがジャンキー♪住むならオランダだろうね」(オランダはドラッグが合法)と
妙に感心して観ていたが、まさか、オランダが舞台じゃないよね(・_・;)
ちょっと最初焦った。イギリスじゃないと!!!この映画は!(笑)
マークがエディンバラに帰郷したのでホッ。
オランダのキレイなチューリップ画像から一転、暗い空、雨、雲。
すすけたレンガ。素敵!!
20年ぶりに帰ったマーク。仲間は20年前と変わらず、想像にたがわぬ
生活をしていた。
売春やら恐喝で稼ぐシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー、上の画像一番手前)
スパッド(ユエン・ブレムナー一番奥)は家族に見放され、一人で生活していた。
↑ロンドンから だいぶ北にある、エディンバラ。
わたくしKYOKOは、ノッティンガム(イングランド北部)までしか
行ってないからスコットランドは、いつか行く宿題の場所♪
アメリカが一番好きな国だけど、たぶん二番目に好きな国はイギリスだと
思う。英語圏の国が好きというのもあるけど、
パンクやイギリスのパブ、ダークな感じに昔から弱いというのもある。
高校の時にライブハウスに行った時はもう、嬉しかった。
バンドマンは細ーい足にピチピチのパンツ、ラバーソウルやドクターマーチン。
Wのライダース。
ネイバーズカフェにライブでやってくるバンドの人が健康志向と聞くと
内心ちょっとがっかりしたり(アホ)。
日に焼けたマッチョが好きだけど、バンドマンは色白で不健康でいてほしい(アホ)。
イギリスの若者と言えば・・・わたくしKYOKOに叩きこまれたイメージ
そのものの人々がいる映画、それが『トレインスポッティング』(笑)。
あの汚いトイレも、ユアンの部屋もそのまま健在♪あのトイレを観ると
こういう時は男子でなくてよかった!と思います(笑)。
女子トイレは いくら外国でもそこまでは汚くはない。
日本のキレイさに慣れてると何でもビックリするから面白い。
とは言っても使うのが辛い場合は 最終的にキレイ目なトイレに移動するのはアリ。
汚いトイレを発見したら その後ずっと嘆くのではなく
楽しむのが旅の極意じゃ( ̄▽ ̄)
↑あのトンネルを走り抜けるのが私の宿題(笑)
2でもスパッドが、このトンネルを走って逃げてたマークを回想して立ち止まる。
このいつも雨上がりで濡れている道がいいよね♪
20年経っても、変わらずバカな彼ら(笑)。
ユアンがかっこいい~。私は20年経ったユアンの方が好きかな。
お尻も見れますよ!!(なんちゅう薦め方)
男の子っていうのは 結局地元が好きよね( ̄▽ ̄)
地元の友達が一番安心できるのかな。
女子はどこに嫁いでもいいように そういう郷土愛が薄いDNAに
なっているのかもしれない。
女子は縦社会に生きていないので、行く先々で友達を作っていくけれど、
男子は損得や社会的立ち位置が生まれる前の
小中高校や大学までの友達と遊ぶ方が、素の自分でいられるのかもね。
エディンバラの駅で「ようこそ!」というビラを配っているのは、
ウクライナの女子だったり。移民が増え続けて元祖イギリス人が減った
イギリスへの皮肉も混じってる。ブルガリア女子のベロニカが言う、一言。
「あなたたちは 過去に生きてる」。
女には分からない、男たちの昔の仲間への愛着。
酒が入ったマークがベロニカに怒涛のように言い放つ、
前作とまた違うニュアンスがこもった同じ言葉。
「チューズ ライフ!」
違う人生を選べたかもしれないけれど、このどうしようもない人生も悪くない。
自己啓発感がまったくないのが、とっても楽しい!
自堕落でお気楽な若者がそのまま 大人になった。
それでも 悲壮感が漂わない♪ ふふふ
夜遊びもせず、飲みにも行かない今の20代に観てほしい♪
映画の中だけでも 羽目をはずそうよ!!
@『T2 トレインスポッティング2』(2017 英)
マーク・・・・・ユアン・マクレガー
スパッド・・・・ユエン・ブレムナー
シックボーイ・・ジョニー・リー・ミラー
ベグビー・・・・ロバート・カーライル
@2017 KYOKO映画私的ランキング
1位・・・・『マリアンヌ』
2位・・・・『マグニフィセント7』
★3位・・・・『T2 トレインスポッティング2』
4位・・・・『ザ・コンサルタント』
5位・・・・『スノーデン』
6位・・・・『沈黙ーサイレンスー』
7位・・・・『LA・LA ランド』
8位・・・・『ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー』
9位・・・・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
10位・・・・『バーニング・オーシャン』
11位・・・・『ネオン・デーモン』
12位・・・・『バイオハザード ザ・ファイナル』
13位・・・・『雨の日は会えない 晴れた日は君を思う』